西嶋代表(左)に要望書を手渡す那須正幹氏
「それいけ! ずっこけ三人組」などの著者として知られる人気児童文学作家・那須正幹氏が1月22日、民主党山口を訪れ、次期参議院議員選挙において野党共闘での統一候補擁立を呼び掛ける要請書を西嶋代表に手渡しました。
要請書は、このたびの安保関連法制に反対する立憲主義と平和を願う県内在住の児童文学作家や漫画家、弁護士、大学教授など11人の連名。要請書を手にした那須氏は①集団的自衛権行使の閣議決定の撤回②11の安全保障関連法の廃止③日本の政治に立憲主義と民主主義を取り戻す--の3点で、一致して参議院選山口選挙区で統一候補を実現するよう西嶋代表に求めました。
民主党山口では年末から様々な団体から同様の要請を受けており、1月6日には社民・共産・民主3党の県組織トップが初めて会合を開き、野党統一候補の可能性について話し合いをしたことから、西嶋代表は「無所属ということになると、選挙資金や運動の方法、選挙後のことなど、現実的な問題も出てくる。もし統一候補ということになれば、3党で知恵を絞って問題をクリアしていかなければいけない」と伝えました。
那須氏はこれまで政治に口出しをしない立場だったそうだが、安倍政権が安保関連法を強行採決し、今度は憲法改正を目指していることに危機感を抱き、「どうしても次の選挙で野党に勝ってもらいたいと思い、慣れないことだが行動に移した」と説明されました。
同要請書は、民主党山口のほか、社民党山口、共産党山口にも提出されました。
なお、1月25日には民主党、社民党、共産党3党の県組織に別の市民団体から要請を受けることになっています。